『大いなる道』幻冬舎ルネッサンスさま

toshie/ 12月 14, 2012/ お仕事

大いなる道 装丁
ブックデザインのご案内です。

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出版社: 幻冬舎ルネッサンス
ISBN-13: 978-4779007347
発売日: 2011/9/25

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『大いなる道』
―仏教の世界をひらく物語―

山口 辨清 (著)

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12月になり、ちまたはクリスマスムード一色!
でも、
先週12月8日は、お釈迦様が悟りを開いた「仏教の誕生した日」でもあり、
仏教にもゆかりのある時期なんです。

私は比較的、仏教を身近に感じている方。
朱印帳を持ち歩き、寺社巡りしているのは結構好きですね。
何が好きって、あのリンとした空気でしょうか。
だから、神社仏閣が多いここ浅草も居心地がよいのかも。

そんな中、「著者が現職の住職」という
今回のようなお仕事に巡り合い大興奮!

ずっと語られてきた仏の教えの選りすぐりの15話を、
子どもにも読みやすい形で書籍化したいというものでした。

著者はこう語ります。

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お経は物語の宝庫です。
数知れぬほどの話がつまっていて、大きな海に譬(たと)えられます。
すてきな話がたくさんあるので、
広く皆さんに親しみ、楽しんでいただきたいのですが、
何分にも二千五百年来のものなので、
設定された状況や場面が、
現代のわたくしたちにはそのままでは共感できず、
受け入れ難くなってしまっているものが多くなっています。
それで広く読んでいただくために、
思い切った再話の手法を取り入れることにしました。
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目次
昔から伝えられてきた仏教にまつわるお話をリニューアルして、
現代を生きる子どもたちや大人のみなさんにも、
わかりやすく伝えたいという
山口住職の熱い思いが、随所にあらわれています。

親子の絆や夫婦愛、兄弟愛、感謝の心など……。
失ってはいけない大切なことが、胸一杯に伝わってきます。

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「あなたはよく励んでいる。
しかし、まだひとつ、
きれいになりきっていないところがあるようだ」
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毎日精進して掃き清めている修行僧に、お釈迦様が伝えたこの言葉。
その意味がわかったとき、やっぱり心が震えました。
一話ごとに余韻が残って、
何度でも読みたくなる一冊に仕上がっています!

さて、今回は装丁と本文のデザイン&DTPを担当させていただきました。

今回の挿画は、なんとあの『飯野和好』さん!
いつもバンド活動の(笑)FAXが届く間柄ですが、そのお人柄もステキなおじさまです。
というわけで、このお仕事は飯野さんしかいない!と思い
お願いすると、即OK!
原画も迫力満点でステキでした~。
その挿画を生かすべく、書籍タイトルの作り文字始め装丁に力を入れました。

そして、この本のもうひとつの売りでもある『総ルビ』。
子どもからお年寄りまで幅広く読んでほしいという
著者の思いを実現すべく、奮闘したわけです。
普段使わないような漢字が多くなりがちな書籍だっただけに、
総ルビによってとてもわかりやすく仕上がっています。
本文組も、比較的ゆとりを持たせて
丁寧に伝えていくことができるようデザインしました。
総ルビだけど、読みやすくスッキリの本文組
著者の方や編集の方にも大変気に入っていただき、心より御礼申し上げます。

毎日すす払いのニュースが流れ、
年神さまをお迎えするのに大忙しの寺社。
こんな時代だからこそ
新年を迎えるにあたって、
意外と身近な仏教にふれてみてはいかがでしょうか。

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表紙&本扉章トビラ