捨てる神あれば拾う神あり
「このデザインは、うちの部署ではナシだね」
営業に行くと、こういう厳しい言葉を言われることもある。
自分たちの『自信作』なのにも関わらずそんな言われようで、悔しいというか、どうしようというか、とにかく何とも言えない不安に襲われるわけで・・・。
まあ、その日一日ぐらいはへこみますな。
一晩寝るとカラッと忘れて、また次の営業へと向かう。
とは言っても、一度厳しい言葉をあびるとトラウマにもなるのが人ってもんです。
しかし、それでも繰り返さねばいけないのが営業という仕事。
はぁ~と、なかばあきらめて出向くと、意外な展開があるもので・・・。
「この本をデザインした事務所だったんですか~!書店でも目立ってたし、ずっと気になってたんですよ。」
あ~、神様、仏様!
待っていましたこの一言。
自分たちの関わった書籍がきっかけで良いご縁を頂いた瞬間。
何度でも聞きたい、そのセリフ、もっと言って!(少々きみまろ風ではないか?)
まあ、これぞ営業の醍醐味というやつか。
『捨てる神あれば拾う神あり』
見限られてもくよくよする必要はなし!
世の中の人間全員がそうなわけではないし、自分たちを認めてくれる、頼りにしてくれる人も大勢いるわけで。
まあ、相性ってところか。
世間は広い!
ただ、これはあくまでも「実行しないとたどり着かない」言葉。
何にもしなかったら、捨てるとか拾うとか以前に、そもそも神が降りてこないからね。
今日も臆せず営業しよう。
(と、自分を奮い立たせるのである・・・)