あなたの会社でタクシーチケット管理はどうなってますか?

takashi/ 6月 6, 2008/ お仕事

以前、大手製造業に派遣社員として勤めていた知人の話。

彼女は人事部に配属、タクシーチケットの管理を任されていた。
大手企業ということもあり、深夜帰宅も多くなる社員の方々が、タクシーチケットを不正に使っていないかを徹底して調べる仕事だ。

・この社員の家までのタクシー深夜料金の相場は○○○円ぐらいなのに、なぜこんなに高額が請求されているのか?
・使用者名にこの部署ではない人の名前が書いてあるが誰?
・部長の名前ばかりが名を連ねているが、どうしてか?

等々、誰が見てもあやしいものは徹底的に過去のものと比べ、その上司に直接あやしい旨のメールを配信などし、厳しく対応していた。

どんな年齢層の部長クラスの人が、メールだろうが電話だろうが直接来ても、ひるむことなく、「この使い方は間違っています。このような使い方をする部署には今後タクシーチケットは配布できません。」と、凜として立ち向かったという。

まあ、本人曰く、「派遣の身分だから強くでられたんだよ~」なんて笑っていましたけどね・・・。

さて、本題は、今話題騒然の国家公務員の公費タクシーでも金品受領ニュースだ。

この公費タクシーは、誰が管理しているのか
普通に考えて、深夜利用することが多いこれだけの規模の一般企業だったら、前出のタクシーチケットのような制度がとられるのが普通だろう。
しかし、この場合、自分たちがあとで領収書だけを証拠に、適当に請求していたのだろうか
それを見て、上司は誰も疑わなかったのだろうか。
そもそもタクシーの使い方を管理する省庁ははどここなのだ?

前出の彼女の話を思いだし、「そうか、国家公務員なら人事院か・・・?」
と思ったものの、なんと、人事院の職員まで金品受領しているではないか!!
派遣の立場のような、第三者が管理しないと、自分たちの力では、良いことと悪いことの判断もつかないのかねぇ・・・。
自己管理できないなんて、お子ちゃまかぁ!!!

それにしても、長妻さん、相変わらずよく調べてきますね
えらいぞ、国会議員の鏡!
さすが、もと記者だ・・・。