和田中『夜スペ』中止??
最近、和田中ネタがつきない。
教育問題続きで申し訳ないが、今日はこんな記事を発見した。
『夜スペ』中止申し立て
『夜スペシャル(夜スペ)』とは、和田中が、大手進学塾と連携して今年1月からスタートさせた有料授業のことだ。
その塾とは、「SAPIX(サピックス)」。
ちなみにSAPIXは運営形態が変わっている。
小学部:㈱ジーニアスエデュケーション
中学部:㈱サピエンス研究所
ということだ。
蛇足はこの辺にしておいて・・・。
記事の内容はこうだ。
区民49名が、区や区教委を相手に、夜スペの実施の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てたらしい。
「税金で建てられた学校施設が、一部企業の営利のために利用されるのは認めがたい。
同様の目的外使用が全国の公立学校に広がる恐れがある」
という理由。
公共施設の目的外使用という主張だ。
面白いのは、この49名の中に和田中の保護者はいないという点だ。
教育の機会均等という側面から、当初、都教委が懸念したときもあったが、協議の結果、「学力向上という公共の利益のためで違法には当たらない」と判断したという経緯があった。
今回は、そういう訴えでないのが面白いではないか。
確かに、公共施設をSAPIXの利益だけのために利用されるのは問題だ。
極端な言い方をすれば独占禁止法に違反するのでは?と思ってしまっても仕方がない。
どういった経緯でSAPIXに決定したかはわからない。
しかし、独占状態というのは税金を払っている区民も納得がいかないだろう。
さて、この申し立て、今後どうなると思いますか。
私は、夜スペがなんだかんだと継続するような気がします。
そんな中、和田中のHPを拝見た。
熱い!
校長も包み隠さず、いろいろな内容の文書をPDFでさらけ出している。
そういった意味では、好感が持てた。
今回の夜スペについても、格差助長や機会均等に反するといった教育費問題について、熱い書面が残っていた。
日能研の資料を参考にしながら、算出していて、現実味があり、これによって、親も都教委も説得できたのかと思われる。
都内の有名私立や進学塾に限定するとした但し書きがあったがそれでもその内容は興味深い。
中学3年間だけで総教育費300~360万
私立中高一貫にでは6年間で平均482万
小学校3年から塾に入れようとすると1000万
どうですか?この数字。
これに対して、夜スペでの授業料の話になるわけですが・・・。
1日3コマ×週3日=9コマで月18000円
普通、中学生で塾に通ったら教科数によって違ったりするでしょうが、2~3万円の月謝は当たり前なんじゃないでしょうか。
だから、安い!
というわけなんです。
さあ、和田中に入れてみたくなりましたか?
HPを見る限り、藤原校長は学校を「塾化」しようとしている気がしてならないのですが・・・。
そうは言っても、学力低下は今一番の課題のような気がするし仕方ないのか?
まあ、今後の動向を見守りましょう。
ちなみに、私は、子どもを絶対塾に行かせたくない親ですけどね。