妻という、いちばんおもしろそうな標本

takashi/ 3月 25, 2008/ お仕事


結婚すべきかせざるべきか、悩む時期は誰でもあるだろう。
そんな時、結婚の損得を列挙したリストを作成した人物がいた。

チャールズ・ダーウィン
『種の起源』を出版し、『進化論』を唱えた有名な科学者である。

現在、国立科学博物館で『ダーウィン展』(~6/22)が行われている。
今日は天気もよく、上野公園の桜を見がてら行ってきた。

最も印象に残った彼の言葉をブログのタイトルにした。
「妻という、いちばんおもしろそうな標本」
妻エマとダーウィンは長い生涯において、深い愛情で結ばれ温かく明るく愛情豊かな家庭を築いたそうだ。

ひげの長い物静かな老人のイメージの肖像画はよく目にする。
今回は、彼の生い立ちから研究の成果についても詳しくわかりやすく解説されていた。
そして、それ以上に、ダーウィンの人間性について深く知り、想像以上に情があり、熱い人間であることがヒシヒシと伝わってきた良い展示会だった。

ぜひ、花見のついでに足を運んでみてはいかがだろうか。

ちなみに、ダーウィンの結婚損得リストを以下に一部抜粋してみる。

<結婚しない>
・好きなところに出かけられる自由
・子どもに対する出費と心配もなし
・たぶん口げんかもなし
・親戚訪問の強制もくだらないことに屈する必要もいっさいなし
<結婚する>
・一生の連れ合い(それと老いたときの友)
・とにかく犬よりはまし
・家庭、それと家事をしてくれる人
・ソファーに座る優しくてすてきな妻に暖かい暖炉、読書、音楽がお前にとって唯一の団らんの風景

どうだろう。
200年近く前の話だが、現代でも通じるものが多いのでは??

妻という、いちばんおもしろそうな標本
国立科学博物館 第2弾