文章を書くにあたって、よくこんな例を見ないだろうか。
・きちんと理解する
・しっかり話す
・ちゃんと言う

この、「きちんと」「しっかり」「ちゃんと」などという言葉は、あまりに

抽象的すぎて、多用すべきでない。
というのも、以前、仕事で上司にこんな事を言われた。
「これらの言葉では、実際どう動いたらいいのか全く伝わらない」と・・・。

それから、私は極力使うことを避けている。
これを使わないで表現することはと最初は難しいなと思った。
しかし今では、逆に相手にわかりやすく伝えることが出来たという達成感の方が強い。

冒頭の3例は
・正確に理解する、最低限自分でわかるように理解する、相手に伝えられるようになるまで理解する
・はきはきとした声で話す、ゆっくり大きな声で話す、言いにくいことも伝えるように話す
・正確に言う、物事の本質を伝える、泣いてばかりいないではっきりと謝る

といったように、場面場面で意味が異なってくる。

特に、口語ではなく文語の際は、この3語を禁句ワードとすることを意識するだけで文章の幅は格段に広がるはずである。