変わる学校

takashi/ 2月 6, 2008/ お仕事

今日は学校に関するニュースが2つ飛び込んできた。

1つめは、『全教員にトランシーバー配布(江東区)』の記事。

学校はいつからこんなに物騒になったのだろう。
それは2001年大阪の池田小の事件以来だ。
多くの学校が校内の安全確保に力を入れている。
今では勝手に校庭に入ることさえ禁じる張り紙が、どこの校門にも学校長より掲示されている。

そんな中、学校では・・・。
・非常ボタンが各教室に設置
・大音量の呼びベルを全職員が携帯
・本物や偽物の防犯ビデオを設置して威嚇
と、教員たちはこの激変の時代に随時対応していかなければならない。
管理職の校長&教頭(副校長)先生は機械の使い方をその都度警備会社の方に教わって・・・。
本当にお疲れ様です。

しかし、当時から「こんなものでは対応できるはずがない!」と現場では激怒していた。
当たり前である。

大体事件が起こるのは、非常ボタンがないところなのだから。
即ち、廊下だったり、校庭だったり・・・。
固定されていては、使いづらいのである。

というわけで、今回の江東区はすばらしい!!
全教員と一部の職員がトランシーバーを持つというのだから。

現場は子どもたちを守ることで大変だろうが、頑張ってほしい!
ちなみに導入にあたっては、約9000万円だそうだ。
あっぱれ。

さてさて、2つめは『給食費で契約書(市川市)』

最近よく聞く、年金以外の未納問題である。
まったく・・・。
よく自分の子どもの給食費を払わないで平気でいられるものだ。

そこで、千葉県市川市では給食費の未納対策を考えついた!
保護者に「学校給食申込書」の提出を求め、提出を拒む場合「弁当を持参」だそうだ。

うーん。
なかなか思い切ったな。
悪質な保護者もいるみたいだから、いい案かもしれないが・・・。
しかし、たいがいこういう親が、弁当なんか作るわけがない。
むしろ、子どもが「コンビニ」に寄っていくか、抜け出すか。
まあ、いい方向にいくのは難しいかもしれない。

実際、家庭環境に恵まれない子どももいるわけで。
そういう子は、本当に給食だけを楽しみに学校に来ている。
正直、それでもいいと思っている教員も多い。
下手に登校もせず、校外で危険なことをするくらいなら、勉強しなくても学校に来る子どもの方が、いくらでも手の施しようがあるではないか。

今後、どうでるか、様子を見ていこう。
しかし、あくまでも悪いのは子どもではない!!
子どもが大人の都合の犠牲者にならないように祈るのみだ・・・。

現場の先生方。
本当にお疲れ様です。
いつの日か、教えることのみに専念できる環境になるといいですね。
そうすれば、もっともっと教育現場は熱くなれるのに・・・。