親になる瞬間から『モンスター』だった

takashi/ 5月 21, 2008/ お仕事

『モンスターペアレント』という言葉をご存知だろうか。
先日、久しぶりに遊びに来た教員の友人も、「うちの学校にもモンスターいてさぁ~」と使っていた。

『モンスターペアレント』とは・・・。
学校に対して自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者を意味する(ウィキペディアより)
ようだ。

言ったもん勝ちのような横柄な態度で、教員や管理職、教育委員会などに出向いてくる親ども。
ありゃあ、頭がおかしい。
常識的な範囲でまっとうな意見は大いに参考になるしありがたいものだ。
しかし、自分の子どものことしか考えてない親も多いのだろう。

教員の皆様、お疲れ様です。
そんなことに対応している暇があったらよっぽど生徒と触れあいたいですよね。

さてさて、本題はここから。
なんと、モンスターは他にもいたのだ。
それは、産婦人科!
『モンスターハズバンド』が急増しているという。

・妻への男性医師の診察にセクハラだという
・陣痛時に立ち会った際、「こんなに痛がっているのに何もできないのか」と苦情をいう
・個室希望なのに個室がないならどこかに部屋はあるだろうと怒鳴り散らす

まあ、なんと情けない。

そりゃ、出産の痛みはなんともいえない。
死と隣り合わせだと感じる人もいて当然のことだ。
しかし、そんな痛い思いして子どもを授かるから子育てががんばれる。
女の体にはそういう強さは持ち合わせてある。
父親になるんならそのぐらい分かれ!

しかも、産婦人科医師が激減している中、男性医師を逆に励ますべきではないか。
一日何十人、何百人という妊婦さんを診察しているわけだから、そんな気が起こるわけもないということぐらい、想像つかないのだろうか。

こういう人が親になるというんだから・・・。
自分もまともな親か、まともな子育てができているのか自問自答を繰り返しながらそれでも日々子どもと生活している。
だから、一概にこういうモンスターを非難できる立場でもない。
しかし、もう少しモラルをわきまえたらどうなのだろう。

想像力が欠如しているのだろうな。
自分が学校や院に文句を言うことで、どれほどの労力と時間が子どもたちのために注がれず、本来の目的が果たせなくなるかということぐらい容易に想像できると思うのだが・・・。

まあ、正当なことは言っても、決して『モンスター』にならないように気をつけなければ。
だって、一番の被害者は我が子なわけだから。