ミューCIロゴ制作 その3
芸術で彫刻という分野があります。彫刻の多くは形を永遠(長い間形を維持する)にとどめる為、石彫で制作されます。CI、VI、ロゴ、マークなど持続性が必要なため形と色を綿密な計画を行ないます。
ラフスケッチから2点絞り込みビジュアル化します。
この時にはコンセプト、テーマによりコーポレーションカラーのアタリ(見当)を付けます。
一例ですがオブジェクト要素から述べますと、錯視とは縦横同じ線の長さで幅が同じ線でも、 | 縦線の場合錯覚により短く感じ、 _ 横線の場合は長く感じます。制作するにあたり縦線を心持ち長くし、横の線と長さを揃えたり、横線は心持ち短くします。
学問的には構成原理、デザイン基礎の平面幾何構成などがあります。
そして、色の錯視があり、 ● 黒い色の円は黒い色は下に引っ張られと ○ 白い丸は軽い為上に引っ張られます。この時に両者のバランスを同じ重さにする錯視修正として面積比を変えることでバランスを調えます。
カラーのアタリをつける事によりオブジェクとの錯視を見つける為です。
学問的には色彩学、色彩原論などがあります。
左側のオブジェクトはラフスケッチの時は可愛らしいモノにしようと思っていたが。眼球を表すとき視線を感じる為、存在感のある構成にした。ビジュアルに起こした時に覆面レスラーの片目に似ており鋭く感じます。この時点で全体の角度を数点制作したが、どれも鋭い目に感じていた。
右側のオブジェクトは根からはじめの葉っぱをイメージしていた。渦と棒の2つのオブジェクトで構成されており、どちらも主張をしておりバラバラに見える。渦の巻き具合がくどく、葉っぱの接続部分に丸い痼りが残っているようにも感じられる。