心の片隅で古い想い出の中で五人で遊び回っていた頃が在った。確かな事は一人は皆幼馴染みで合って、五人が全て親友だと思っていた。だけど、在る切っ掛けで相手の考え方が解り実は私意外は親友では無かったと気ずいた。知らぬ間に幼馴染み達と自分の間には壁と言う物よりも私の影が落ちる所に穴が出来、徐々にその穴は深い井戸へと変わっていった。その深い井戸から上を見ると口元から見える幼馴染み、今となっては…知ってる顔を見ると親友だと思って話し掛ける自分が居る。こんな事に気ずいたのは本当に近年である。五人の幼馴染みの中にと言うより古い知り合いの一人は絵を描いている。彼の絵は自分さえ、自分達さえ良ければ良い世界を持っていた。そいつとそいつの仲間は傲慢であり井の中の蛙の私の意見など聞かない。そして、私には何も話さない。

そんな中、ある親友からこの知り合いが個展をするというDMがきた……私の所にはこなかった。

何も連絡が来なかったから私は何も言わず見るだけで立ち去ろうと思った。そして、私は偶然を装って個展を見に行った。彼の絵は何時ものような土俗的な絵で自分の好きな題材を描き世間の事など考えず描き殴ったオナニーの絵画絵を描いていた。画学生を一応経験してがそれから10年ぐらいの月日が経っている。とても、画学生をしていたとは見えない。相変わらず自分勝手な絵を描いていた。解る人には解ると言うプレゼンとコンセプト。何時もそうだが大抵そいつの素敵な仲間には解るかも知れないが

私には解らない。

いや、世間の大半は嫌な気分になるぐらい解らず解りたく無いもの。まさに公開オナニーである。展覧会を見に行って一応、本人はその場所にいた。畳み二畳ぐらいの巨大な作品が4枚。タイトルも付いて無ければ値札も付いていない。全て非売品。そこには傲慢な彼は居ず、何か世間知らずの者が世間の風当たり打ちのめされた者の顔があった。彼も私も、自身学生で無くなって月日が経っているのにこの程度の表現力に腹立たしさを感じたが、私がどうのこうの言う前に誰かが言ったようだ。確かにあの酷さには一言二言、言いたくなるのは当たり前の事だと思ったが…。落ち込んでいる彼から普段の言わない言葉
「いけないとこを言ってくれ」といった。
耳を疑った。かなり落ち込んで弱々しい声と表情。まるで、自分が絵を描く事を辞める時の世間からの排除された理由を捜している感じがした。そんな彼に追い討ちをかけれなかった。まぁ、コンセプトとか技術的な事は言わずプレゼンテーションの事をいった。タイトルと値段は素人にも分かるように付けて美術館クラスの大きさでは無く素人の家でも飾られる小さいサイズの物も必要である事とギャラリーも販売が仕事だから非売品はギャラリーの利益に繋がらない辞めろと伝えた。彼はハイハイ言っていたが今までのパターンからすると大抵私の言っている事は全然聞いて無いと思う。もし、私の言っている事が解れば二週間の期間中小さいお手ごろの作品を仕上げて来ると思うが大抵やらないと思う。

まぁ、彼にはあまり期待は出来ないだろう…。